今回もジョンズ・ホプキンス大学が公開しているデータを使用して、現時点の新型コロナウィルスの発症状況を可視化してみます。
https://github.com/CSSEGISandData/COVID-19
こちらは2020年3月14日時点の全世界の状況です。
現時点の発症数(死亡者や回復者を除き、現時点で発症している人)のみを見た場合、国別でどうなっているのでしょうか。発症数の高い10ヵ国に絞ってみてみます。
中国とイタリアの発症数が最近逆転しました。イタリアでの発症が急拡大しているのがわかります。中国を除いて見てみるとどうでしょうか。
イタリア、イラン、韓国、スペインの発症が多いですが、韓国では発症数がかなり抑えられてきていることがわかります。
韓国の状況のみに絞って見てみると、下図の右上の発症のトレンドは急激に下がっている一方で、右下の回復のトレンドは上昇しています。発症数の急拡大で非常に心配された韓国の状況ですが、徐々に抑え込みが効き、回復者の増加というよい状況に変化しつつあるように見られます。