A Historical Odyssey: QlikView 4 (日本語訳）

[Tamako_Suzuki]

Henric Cronströmのブログの日本語訳をご紹介いたします。

オリジナルの英文ブログへのリンク

http://community.qlik.com/blogs/qlikviewdesignblog/2012/10/10/qlikview-4

Henric Cronströmの経歴について詳しく知りたい方はこちらのリンクをご参照ください。

http://community.qlik.com/people/hic

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QlikView 3は、 大躍進を遂げることができました。より多くの人々がQlikViewを利用して、アプリケーションを作成するようになり、見込顧客やパートナー候補が、QlikView journeyのメンバーに加わることを、以前よりもおすすめしやすくなりました。その結果、私たちは、より多くのビジネスの現場から様々な機能改善のリクエストを受けることになったのです。具体的には、ドキュメントのカスタマズ関連の機能やセキュリティ、選択条件の保存や再利用、クライアント/サーバー関連などの要望で、QlikView3にはない機能でした。

私たちは、そんな多くのお客様からの要望に応えるために、QlikView4の開発を開始しました。

QlikView3で、マクロとの連携機能は試験的に実装していましたが、QlikView4から正式な機能として組み込みました。また、ピボットテーブル内の値で、例えばマイナスの数値は赤で表示できる色の変更ができるようになったのも、QlikView4からです。複数のオブジェクトを選択し、表示位置を整列する機能も追加しました。また、エクセルファイルからのロードもできるようになりました。

  スクリプト関連では、For –Nextを利用したループ構造や、セキュリティ要件のためのセクション・アクセス機能が追加されました。選択条件を保存し、再度呼び出して利用できるブックマーク機能も追加しました。Null値のハンドリングや、テキスト・オブジェクトも追加され、ユーザーは、静的な（static）情報も含めて、QlikView上でみることができるようになりました。

新しいロゴと新しいアイコンも作りました。

チャート・エンジン（The chart engine）

チャート内の数式の定義で、複数の異なるテーブルに格納されている任意の項目を利用して、簡単に（On the fly）計算式を作成することが可能になり、その計算結果は、アプリケーション内のチャートに、計算式の定義に基づいて動的に更新されます。更にこの計算結果は、他の数式で利用することが可能で、この機能はQlikViewの保有する特許技術のひとつです。

               例：Sum(x*y)/Count(z).

サーバー（The Server）

QlikView 4は、クライアント・サーバー型のアプリケーション構成がリリースされ、QlikView Web Solutionと名付けられました。これは、現在のQlikView Serverと比較すると、初期段階で限定された機能しかありませんでしたが、現在でも基本的なコンセプトは継承されています。例えば、QlikViewのデスクトップ・クライアント（ローカル・クライアント）を利用して開発したアプリケーションファイルを、サーバーマシンに簡単にファイルコピーできるしくみは、QlikView4当時からのものです。クライアント側にJavaをインストールし、サーバー側ではマイクロソフトのIIS (Internet Information Server)をインストールするため、マイクロソフトのWindowsベースの環境に限定してサポートしています。

いま振り返ってみると、QlikView 4は、私たちの製品が、エンタープライズ・ソフトウェアとしての第一歩を踏み出したバージョンだと思います。

HIC

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