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新型コロナウィルス発症状況の可視化 その12(6/13世界の状況)

日本では新型コロナウィルスの感染拡大が少し落ち着き、経済活動が徐々に再開されています。中国武漢から日本に入ったウィルスは4月中旬にはいったん終息した一方で、欧米から新たに入ったウィルスがその後の感染拡大をもたらしたとも言われています。

人の接触や移動が感染の原因とされる中で、経済活動が再開され、今後海外の行き来が徐々に緩和されてくると新たなリスクが発生する可能性が高いです。では、現在の世界の感染拡大の状況はどうなっているでしょうか。

下図は地域別の発症(青)、死亡(赤)、回復(黄)の傾向です。いくつかの地域を取り上げてみても、それぞれで感染拡大の傾向が様々です。

  • アジア:初期の中国での感染拡大は終息し、次の感染拡大が続いています。
  • オセアニア:感染(青)と回復(黄)の山が1ヵ月程度のずれで重なっており、現在は終息しています。
  • 中東:特定の国での感染拡大が終息した後に、別の国での感染拡大が始まり、青線が上下しながら上昇を続けています。

image.png

下図は現時点での発症数(=発症-死亡-回復)の多い国です。発症数の多い国を選んで、先程の傾向のチャートと同じように地域、国別に並べてみます。
ちなみに、日本の現時点の発症数は約900です。

image.png

左から、アジア、中東、アフリカ、北米、南米、ヨーロッパの順に、現時点の発症数が多い国々を並べています。
※イギリス、カナダは回復者数が統計上あらわれていないためご注意ください。

  • アジア:感染拡大の地域がインド、パキスタン、バングラデシュに移ってきています。
  • 中東:一時期感染が拡大したトルコが減少し、サウジアラビア、イラン(再流行)での感染が拡大しています。
  • アフリカ:全体的に拡大傾向です。

それぞれの地域で流行の傾向が異なる中、今後海外との行き来が緩和されてくるとした場合、空港等での水際対策を相当程度強化しないと、国内での感染拡大を再び呼び込むことになってしまうかもしれません。

image.png

今回のチャートでも、これまでと同じくジョンズ・ホプキンス大学が公開しているデータを利用しています。
https://github.com/CSSEGISandData/COVID-19

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