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Henric Cronströmのブログの日本語訳をご紹介いたします。
オリジナルの英文ブログへのリンク
http://community.qlik.com/blogs/qlikviewdesignblog/2013/04/22/qlikview-publisher
Henric Cronströmの経歴について詳しく知りたい方はこちらのリンクをご参照ください。
http://community.qlik.com/people/hic
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QlikView 4 とQlikView 5のバージョンで、QlikViewの利用者はさらに拡大し、大企業のユーザーも増加しました。それに伴い、セキュリティやドキュメントの自動配信、ワークフローなどのエンタープライズ・ソフトウェアとしての要件を満たすための機能が、満足のいくものではないというフィードバックを聞くことが多くなりました。
このような状況の中、スウェーデンの大規模ユーザー企業は、COMオートメーション(注1)の技術を基盤として、QlikViewのドキュメントを自動更新や、配信を実行するシステム管理(system administration)に関連する機能を独自に開発していました。その機能は私たちにとって、とても魅力的で、印象深いものでした。そして、私たちは、そのプログラムのソースコードを買い取ることにしたのです。
その結果、2001年にQlikView Administratorがリリースされました。
QlikView Administrator は、主に3つの機能から構成されていました。
Factoryモジュールでは、QlikViewのドキュメントファイルを、セキュアな方式を利用して、更新や配信処理を実行します。Access Portalには、QlikWeb(当時のQlikView serverの名称)を利用してオフラインでの利用のためのドキュメントのダウンロードする機能がありました。そして、Administration panelでは、ドキュメントの更新が、どのような方法でいつ行われたかをモニターする機能や、ドキュメントの配信先を確認する機能もありました。
QlikView Administratorには、タスクの作成やスケジューリング、データ分割(data reduction)、ドキュメントの分類、ドキュメントの配信を個別のドキュメントレベルで設定することができ、エンタープライズ・カスタマーが必要とする基本的な機能が備わっていたと思います。
The administration panel for Administrator version 1
そして、名前はあまりよくないのですが、製品名を“QlikView Publisher”に変更しました。 UIや機能についても向上し、その数年後にリリースされたバージョン2では、さらに機能追加が行われました。
The administration panel for Publisher version 2
当初の開発言語は、Visual basic6でしたが、時代にそった言語に変更したいと考えて、C#を開発言語としました。
QlikView8までは、Publisherは独自のバージョン番号を持っていましたが、QlikView9からは完全に統合され、QlikView server & publisherとして、同一のバージョン番号で管理されています。
ソフトウエアのインストレーションも共通のインストーラーで実行できるようになりました。また、例えば、ドキュメントの自動リロードなどの当初はPublisher単独の機能であったいくつかの機能も、Publisherのオプションライセンスなしで利用できるようにしました。
最初のバージョンから比較すると、多くの機能追加を行いましたが、Publisherの3つの基本的なコンセプトは、セキュリティ、データ配信、ワークフローの3つです。
現在では、Publisherは、オフラインとオンラインのユーザーに分析のためのデータ(information)を提供するための成熟したワークフロー・ツールとして利用されるようになりました。多岐にわたる大量データを保存するディクショナリー・サービスに接続し、セキュリティについては、Windowsベースの認証のみならず、ほとんどすべての認証システムと統合可能で、QlikView内での独自認証を設定することもできます。データの分割や配信についても、おおもとになるドキュメントをもとに、システム管理者が分割したい条件を指定して、セキュリティを考慮したデータ分割を自動的に行い、フレキシブルな配信を実行できます。
Publisherは、エンタープライズ・ユーザーがQlikViwを活用するためにセキュリティやデータガバナンスの観点からも、欠かすことのできない機能となりました。
HIC
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