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厚労省H30DPC調査 その2(在院日数のばらつき、分布プロットの利用)

DPC退院調査の結果を用いて、在院日数のベンチマークを行いたいとします。
ここでは以下のページで公開されている「疾患別手術別集計_MDCxx」を用いて行ってみます。

平成30年度DPC導入の影響評価に係る調査「退院患者調査」の結果報告について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000196043_00003.html

件数の比較の場合、棒グラフを利用することが多いですが、各施設の在院日数をMDC別に比較したい場合、どのようなチャートを利用するのがよいでしょうか。

Qlik Senseには「分布プロット」というチャートがありますが、これは"軸に沿ってプロットされたポイントによって図示される数値データのグループの範囲及び分布を比較します"と紹介されています。ここでは在院日数のベンチマークを分布プロットを用いて行う方法を説明させていただきます。

Helpサイトでは以下のようなチャートがサンプルとして掲載されていますが、少しイメージしづらいですね。

image.png

「疾患別手術別集計_MDCxx」のデータでは、
・MDC別
・施設別
・手術有無別
の在院日数が掲載されています。
下の画面はMDC01のデータですが、このように施設別に在院日数のデータ(薄黄色部分)が追えるようになっています。

image.png

それでは、縦軸をMDC、横軸を在院日数、丸いポイントを施設として表示させてみます。例えば、北海道の札幌医療圏の20の病院を選んで見てみますと下の図のようになります。MDC毎に在院日数の期間の傾向、各施設のばらつきが一目で把握できます。例えば、自院を赤色(ここでは札幌医科大学附属病院を赤くしてみました)にすると、他院との比較をしやすくなります。

image.png

また、MDCからDPC6桁、さらに手術有無等を絞り込み比較を行ったり、また、特定の地域に絞り込まずに広域で疾患別の比較を行うことも可能です。

image.png

ご参考までに、上のグラフでは以下のような設定をしています。
【軸】
・ポイント:施設名
・Y軸:MDC *DPC6桁へのドリル設定
【メジャー】
・X軸:Avg([在院日数])

また、チャートのプロパティのスタイルで以下の設定をしています。

image.png

おそらく、施設別のベンチマークだけでなく、医師別、患者別、医薬品・医療材料別などいろいろな応用ができるのではないかと思います。

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