分析の新機能
セルフサブスクリプションに動的な数式を利用
シートやチャートのサブスクリプションを指定するときに、データについて選択をしておくとそれがレポートに反映されますが、動的な数式フィルターでデータを制限することもできるようになりました。レポート作成時に、数式検索を使用して、日付式、計算値などに基づいてデータをフィルター処理し、より正確なレポートを作成できます。
Visualization bundle とDashbord bundle のスタイル強化
Visualization bundle とDashbord bundle のすべてのチャートで、タイトルのフォントスタイルや背景色や背景画像、境界線と影などのスタイルが使用できるようになりました。
今回、次のチャートにスタイルが追加になっています。
- マルチ KPI
- ネットワーク
- PL ピボット
- レーダー
- トレリス
- 分散ウォーターフォール
- ワード クラウド
- アニメーター
- 日付範囲ピッカー
- 変数入力
表形式のレポート テンプレートの管理の改善
表形式のレポートは、Microsoft Excel 用の Qlik アドインで、レポートのレイアウトを作成してテンプレートとしてアプリに紐づけて利用します。これまでは、テンプレートを作成したアプリと異なるアプリで利用したい場合、Excel 用の Qlik アドイン上で新たなアプリに対して接続を作成する必要がありました。
今回の改善で、作成済みのレポートテンプレートを、互換性のあるアプリに直接アップロードすることができるようになりました。新たなアプリに直接テンプレートをアップロードすると、アップロード中に接続が作成されます。
新たなアプリでテンプレートのアップロードをする際に、下記の確認画面が表示されます。
数式エディターでの検索と置換
スクリプト エディターやデータ ロード エディターと同様に、Qlik Senseアプリの数式エディター内でテキストの検索と置換ができるようになりました。この機能には「すべて置換」オプションが含まれており、1つの複雑な数式を素早く一括編集できます。
変更を保存せずに閉じるときには、確認ダイアログが追加されています。
項目ラベルでの数式利用
ドリルダウンおよびサイクリック・ディメンションのフィールド・ラベルで式を使用できるようになりました。わかりやすい名前を指定したり、多言語アプリなどに応用することができます。
データ統合の新機能
Qlik Talend Data Integration 改善点 - Qlik Data Gateway - Data Movement 2024.5.7
機能強化
- レプリケーションとレイク ランディング タスクでのメタデータの変更時、変更テーブルのみの再作成をサポート
- データ タスク中にソース データベースに作成され、含めるパターンに一致するテーブルを、タスクに自動的に追加
- Microsoft SQL Server (MS-CDC) ソースについての強化
- 個々のレコードごとにタイムスタンプとトランザクション ID の保存
- トランザクション ID のバイトを正しい順序でエンコード
- Databricks Unity Catalog によるデータ パーティションの変更機能のサポート
- MySQL での SHA-2 プラグイン可能な認証のキャッシュのサポート
新たに認定されたプラットフォーム、エンドポイント、バージョン
データ ソース: PostgreSQL 16.x、MySQL 8.1、IBM DB2 for z/OS 3.1、
ターゲット プラットフォーム: PostgreSQL 16.x、MySQL 8.1、Databricks 14.3 LTS
ドライバー: SQL Server ODBC Driver 18.3
サポート終了
- Oracle 19.x より前のすべての Oracle バージョンおよびドライバー
- Microsoft SQL Server 2014、MySQL 5.7、PostgreSQL 11、IBM DB2 for LUW 10.5、IBM DB2 for z/OS: z/OS 2.3